仕事を簡単に辞める理由
自分の就活や(今はもう有り得ないけど)万一インドで就職したらどうなるかな?とか、いろいろ考えたりしていて、ふと思ったこと。
なんでインド人ってこんなに簡単に仕事を辞めてしまうんだろう?
100ルピーでもいい給料の仕事が見つかれば、すぐに辞めてそっちに移るなんてよく聞く話。実際、私の働くオフィスでも、私が入ってから今までのたった1年ちょっとの間で何人辞めた事か。気付いたらいなくなってたという人もいたり、上司と揉めて辞めてった人もいる。で、今は引退した、会社を創設したおじいちゃん氏が(普段はとても穏やか)、「自分が来る度に知らない(=新しい)従業員がいる。ここはどうなっているんだ!」と声上げて怒っていたこともある。
そして辞める人が多いという事は、転職する人が多いということ。おそらくある程度の大学を卒業したのであれば、常に転職の機会をうかがっているんだと思われる。実際以前知り合ったインド人は、有名企業やホテルを転々と転職していた。元同僚の女の子もずっと転職したいと言ってて、コネで某新聞社の面接を受けて、そこをパスし、今はそこで働いている。
もしくは仕事を辞めて自分で事業を起こす人が多い。私の知ってるインド人の一人(しかも私と同じ歳)の彼は、ケータイ電話の代理店を始め、また別の彼は、前職関連の仕事のコネ等を使って、こちらも自分で事業を起こしてやっている。ちなみにどちらも家庭持ち。おそらく家族、というか子供の為に事業を起こしたんだろう。そして、(詳細は全く知らないけれども)インドの法律的に自分でお店等を持つこと自体が日本と比べてそこまで難しくないと思われる。
なんでこんなに簡単に仕事を辞めるんだろうとちょっと理由を考えてみた。
① インド人に「責任感」などほとんど無く、「自分が突然辞めた後、周りの人が被る迷惑」なんてものを一切考えていない。自己中が多い。
② そして、人(労働力)が有り余っている国だから、辞めたところで代わりはいくらでもいると思う自己中もいるはず。
③ でもって、なんだかんだでインド人って結局お金が全て。頭の中は昇給の事ばかり。交渉が全ての国ですから。なので現職に不満がある場合、少しでも給料の高い他の職に飛びつく。
④ そして、時間をちゃんと守らない国だから、当然仕事も(日本と比較すると)けっこうダラダラムードになってしまうところが多い?なので、「こんな仕事なら辞めてもいっか~」ってことに?
以上ぐだぐだ考えてみました。日本で既に働いている私の友達然りだけれども、どっかに就職しても「仕事楽しい!」って言ってる人ってかなり稀で、「早く辞めたい」って言ってる友達たちが多い。そういった意味ではインド人は次が見つかったら、本当に「即刻」辞めるので、潔いというか、やはり責任感のカケラも無いといえるのか。インドで会社を経営するって日本以上に大変だろうな、との結論になりました。
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